1967(昭和42)
[1967. 3. 1-10]
 春期合宿。小豆島国民宿舎「島の宿」。
 「SMD会通信」[1967.2]

[1967. 3.11]
 広島大学マンドリンクラブ・ジョイントコンサート。広島青少年センター(昼夜)
夜の部プログラム
1部:広島大学
2部:広島大学
3部:SMD 青山恵一指揮
 「愛の妙薬幻想曲」ドニゼッティ(ムニエル)
 「松林の木陰にて」サルベッティ
 「町の祭典」フィリッパ
4部:SMD 竹内鉄平指揮
 「女の手管」チマローザ(マチョッキ)
 「孤独」コシャット(ベルレンギ)
 「メリアの平原に立ちて」マネンテ
 プログラム

[1967. 3.16-20]
 春期演奏旅行
3月16日:福井演奏会
17日:金沢演奏会
18日:小松演奏会
19日:高岡演奏会

小松演奏会プログラム
1部:青山恵一指揮
 「愛の妙薬幻想曲」ドニゼッティ(ムニエル)
 「松林の木陰にて」サルヴェッティ
 「町の祭典」フィリッパ(中野二郎)
2部:竹内鉄平指揮
 「波浮の港」中山晋平(平吉功樹)
 「浜辺の唄」成田為三(中野)
 「荒城の月」滝簾太郎(服部正)
 「出船」杉山長谷夫(志方好雄)
3部:
ギター演奏
 クラシック・ギター・デュエット[川崎勝・扇惇]
 フラメンコギター[安斉孝雄・米華克介]
4部:竹内指揮
 「女の手管」チマローザ(マチョッキ)
 「孤独」コシャット
 「メリアの平原に立ちて」マネンテ
 プログラム(定演71)・プログラム(小松)

[1967. 4.29]
 部内発表会。同志社大学会館。
 プログラム(定演71)

[1967. 5. 8]
 文連祭コンサート。同志社大学会館。
 プログラム(定演71)

[1967. 5.17]
 京都学生マンドリン連盟第4回合同演奏会。京都会館第1ホール。
SMD:青山恵一指揮
 「愛の妙薬幻想曲」ドニゼッティ(C.ムニエル)
 「松林の恋人達に」サルヴェッティ
 プログラム(定演71)・プログラム(京マン20)

[1967. 5.18]
 県連コンサート。京都会館第1ホール。
 プログラム(定演71)

[1967. 6. 3]
 土曜コンサート。円山公園音楽堂。
 プログラム(定演71)

[1967. 6.17]
 第70回定期演奏会  記念演奏会。大阪毎日ホール。
1部:竹内鉄平指揮
 「エスティユディアンティーナ」ロドリゴ(中野二郎)
 「マドリッドの夏の夜の想い出」グリンカ(中野)
 「マンドリン芸術」マネンテ
2部:青山恵一指揮
 「嬉しいとき悲しいとき」アネリ
 「綺想的間奏曲」アマデイ
 「古譚」ジュディチ
 「ロンド」カラーチェ
3部:竹内指揮
 「ギリシヤ風主題に依れる序楽」ラウダス
 「無言詩」ブラッコ
 「メリアの平原に立ちて」マネンテ
 プログラム(定演70)

昼夜の幕間に、SMD会理事会・総会開催 「百楽」
前列右より:木村裕、西邨辰三郎、長谷川凡二郎、塩田達二、山崎喜三郎
後列左より:塩見一郎、緋田征満、吉村昭、橋本良治、松本譲、桑島正之、倉沢亮一、木村文夫
       井上幸吉、松田実、隠岐義一、岩佐和寿、高木徹、田中 奉、中澤智寿、田中昭彦
       岡本茂樹、宮嶋博司、中村泰彦

[1967. 7]
 長谷川常次郎教授が退職のためクラブ顧問を辞任。後任に、竹園了元教授就任。
 「SMD会通信」[1967.4]

[1967. 7.22-31]
 夏期合宿。鳥取県鏡ケ成国民休暇村「ぎぼし山荘」。長谷川教授、竹園教授の新旧顧問も参加。
 「SMD会通信」[1967.7]

[1967. 8. 8-19]
 夏期演奏旅行。
8月9日:岩国演奏会
10日:広島演奏会
11日:小倉演奏会
12日:久留米演奏会
13日:大牟田演奏会
14日:大分演奏会
16日:岡山演奏会
17日:福山演奏会
18日:淡路島演奏会

小倉演奏会プログラム
1部: 青山恵一指揮
「夢の桃太郎」山田耕作(中野二郎)
「マドリッドへの帰 還」ボッケリーニ(中野)
「エカーヴの嘆き」ラウダス。
2部: 岡村光玉指揮
「五ツ木の子守唄による幻想曲」中川信良
「木曽節に基く 小狂想曲」池上谷一郎
「稗搗節」山口吉雄
「宇部民謡南蛮音頭をテーマとし たなんばルンバ」東条俊明。
3部:
 マンドリン独奏:
  「海辺の思い出」平山英三郎[村上真嗣]
  「スペイン奇想曲」C.ムニエル[久村俊三、布施順司(ギター)]
 マンドラ独奏:「黄昏」武井守成[稲葉圭司、永沢昭子(ギター)]
 ギター二重奏[扇惇、中田望]:
  「朱色の塔」アルベニス
  「郭公鳥」ダカン
  「アレグロ」マルチェロ
 ギター二重奏[大河内哲也、井上雅代]:
  「二つのギター」ロシア民謡
  「ギター狂想曲」ヴィヴァルディ
 ギター二重奏[幸元健治、山東正樹]:
  「三つのメキシコ民謡」ポンセ
  「セヴィラ」アルベニス
4部:竹内鉄平指揮
 「森の精の踊り」ラフ
 「熱情」ブランツォーリ
 「後宮よりの逃走序曲」モーツァルト
 「エカーヴの嘆き」ラウダス
 プログラム(定演71、小倉)

[1967.10.26]
 第71回定期演奏会  京都会館。
1部:青山恵一指揮
 「町の祭典」V.フィリッパ(中野二郎)
 「劇的序楽」カペレッティ
 「エカーブの嘆き」ラウダス
2部:竹内鉄平指揮
 「花のかおり」シルベストリ
 「夜想的間奏曲」クレパルディ
 「とびかうホタル」アマデイ
 「夜曲」コペルティーニ
3部:
 ギター二重奏[扇惇・幸元健治]
  「シチリアーナ」、「郭公鳥」ダカン(横尾幸弘)
 フラメンコ・ギター[安斉孝雄]
  「アレグリアス」「ファルッカ」「ブレリアス」
4部:竹内指揮
 「森の精の踊り」ラフ(カペレッティ)
 「波」グラティアーニ・ワルテル
 「過去への讃仰」メラーナ・フォクト
 プログラム(定演71)

[1967.11.12]
 第2回東京演奏会。東京文京公会堂。
1部:青山恵一指揮
 「マドリッドへの帰還」ボッケリーニ(中野二郎)
 「夢の桃太郎」山田耕作(中野)
 「町の祭典」フィリッパ(中野)
2部:竹内鉄平指揮
 「花のかおり」シルヴェストリ
 「夜想的間奏曲」クレパルディ
 「どびかうホタル」アマデイ
 「夜想曲」コペルティーニ
 「波」G.ワルテル
3部:竹内指揮
 「ギリシヤ風主題による序楽」ラウダス
 「森の精の踊り」ラフ
 「メリアの平原にて」マネンテ

 中野二郎氏はプログラムで『私はかねてから各大学のマンドリンクラブがその思うところをどこまでも追求して一つの特色を作り出すのがよいと思うのであって、いづこも同じ方向を辿るのを決して歓迎しはしない。之等は凡て日時が解決することであって、未だ今世紀初めの斯楽を追求している現段階では真の発展とは云い難い。私の理想としてはやはり斯楽はマンドリン音楽独自のレパトリーを以て臨み、所謂借りもので勝負することは出来るだけ避けたい。そうした私の考えがいつの間にかメンバー諸君にも浸透して今回のプログラムにも現われたようであるが、そればかりでなく、之は永年の伝統を誇る同志社マンドリンクラブの受け継がれた大切なカラーでもあるようである』と述べている。
 高橋功氏は『第一部は、...「マドリッドへの帰還」はもともとマンドリン・オーケストラの曲ではないかと思うほどで、これは選曲眼と編曲術の並びそなわった成果である。これは「町の祭典」でもいえることである。「夢の桃太郎」などをきいていると、下手なオリジナルのものより、すぐれた編曲の方がいいということになる。中野氏の指導だけあって、微細な表現まで注意がゆきとどいてい、合宿までしてトレーニングを怠らないその修練の実がよく上がっていた。第二部は、OSTの編成と配置をとり、当時を偲ばす純マンドリン・アンサンブル曲。...昨今各大学マンドリン・クラブは編成が大きくなり、その結果大味の曲を選び、堂々と演奏する風があって、この種の編成による小味な、清純簡素なマンドリン合奏に接することがだんだん少なくなったにつけて、この演奏に耳を傾け、心を動かされた。質と量のバランスがとれ、それに5曲ともそれぞれの楽想を巧みに弾き分けて実にうまかった。第三部は、...ホーマーのイリアッドを描いたこのラウダスの音詩を、雄大に、ときに精細に、緩急よろしきを得て、劇的に盛り上がらせた演奏は見事だった。ここでも学生音楽の、よき指導者を得、しかも練習に徹し、磨きに磨いた、そして衒いのない、すっきりした演奏に感じいった。最後の難曲「メリア」においてその感が一層深かった』と評している。
 プログラム・「フレット」44[1967]

[1967.11.27]
 同志社EVE全同志社音楽祭参加。大学会館ホール。
SMD:
 「第二アンダルーズ」ラコーム
 「北夷」鈴木静一
 「山嶽詩」サルベッティ
 プログラム

[1967.12. 9]
 第1回アンサンブル発表会。京都学生マンドリン連盟主催。同志社大学会館ホール
競演形式により行なった
 課題曲:「山吹く風」モルラッキ
 SMD:「古譚」ジュディチ
 立命館:「晩秋」マネンテ
 家政短大:「女学生」ワルトイフェル
 合同演奏:「家路」ヴェルキ
 フレット44[1967]・プログラム

[1967.12.17]
 部内発表会。京都教育文化センター。同所でフェアウェルパーティを行なう。
 プログラム(定演73)