[1948. 4]
 新制大学発足。
 昭和20(1945)年、終戦時のいわゆる旧制の同志社大学は法文学部という1学部のみの小型の大学であり、その中に神学科・厚生学科・法経学科という三つの学科があった。これはむろん戦時下の学部統合の結果であった。大学の下に予科があり、これは旧制度の高等学校に当たるもので、所定の科目を履修して卒業さえすれば、大学に無試験で進学できるという制度であった。今出川校地に大学と予科のほか、同志社外事専門学校・同志社工業専門学校・同志社中学校・同志社女子専門学校・同志社高等女学校、岩倉校地に同志社経済専門学校の諸学校があった。
 昭和21(1946)年、いよいよ同志社再建に向かっての歩みが始まり、4月にはもと通りの2学部、すなわち文学部(神学科・英文学科・文化学科・社会学科)と法経学部に復元した。神学科は、昭和22(1947)年には神学部として独立する。
 これら各学部と予科・外専・経専・工専それぞれが、新制大学を目指して準備にとりかかった。そして、昭和23(1948)年4月、新制移行の先頭を切った12 私立大学のひとつとして同志社大学も新制大学となる。学部は、神・文・法・経の4学部で発足し、翌昭和24(1949)年商・工を加えて6学部となり総合大学を形成した。
また、1・2年次生を収容する教養学部も設置したが、3年後には制度として姿を消す短命な存在であった。
 「同志社百年史」
[1948. 5. 8- 9]
 復活第1回立教・同志社グリークラブ交歓演奏会。大阪YMCA(8日)・栄光館(9日)
SMD:
金谷保夫指揮。
 「悪魔の饗宴」マチョッキ(大阪)
 「ミルタリア」マチョッキ(京都)
 「オラツイオ兄弟とクリアツイオ兄弟序楽」チマローザ
 プログラム・「who are we」
[1948. 5.30]
 同志社コンサート。京都同志社クラブ、同志社新島会創立記念。栄光館。
SMD:
 「楽しき歩み」作曲者不詳
 「アンダルーズ」ラコム
 「小公女」ハーディ
 「ヴィヴァモンツァ」フリゲリオ
 プログラム
[1948. 6.20]
 第42回私演会 故富田勇吉氏及び熊谷忠四郎氏の霊に捧ぐ。栄光館。
挨拶:片桐哲
1部: 津田 一指揮
 「幼き姫君」ハーディ(マチョッキ)
 「いとすぎの森にて」サルトリー[故富田勇吉氏の霊に捧ぐ]
 「無言詩」ブラッコ[故熊谷忠四郎氏の霊に捧ぐ]
 「アンダルーズ」ラコーム
 「ミレーナ」マチョッキ
2部:
  同志社大学グリークラブ:「Standchen」他
 「演奏会用マズルカ」C.ムニエル[森英男マンドリン独奏]
 「ラ・クンパルシータ」「ホタ・アラゴネーズ」[山口信雄ギター独奏]
 金谷保夫指揮
  「アンネンポルカ」J.シュトラウス(菅原明朗)
  「行進曲ヴィヴァモンツァ」フリゲリオ
  「ムーア風のグラナダ」ガルシア
 グリークラブ(オーケストラ伴奏):「カレッジソング」
 戦争をはさんで5年ぶりに開催。現役は森英雄以下17名、OBは大井茂・山崎喜三郎以下24名が参加。
 第1マンドリン10、第2マンドリン9、マンドラ6、マンドロンチェロ3、マンドローネ1、ギター9、コントラバス2、ティンパニー1、タンバリン1、トライアングル2
 プログラム(私演42)
 
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第42回私演会 
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同 パンフレット 
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同 チケット 
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[1948. 8. 7]
 同志社大音楽会。赤穂校友会主催。赤穂町元高女講堂。
SMD:
 「なでしこ」バウマン
 「ヴィヴァモンツァ」フリゲリオ
 プログラム
[1948.10.27-28]
 同志社音楽会。同志社EVE。栄光館。
SMD:
 「なでしこ」バウマン
 ラコッチマーチ」
 プログラム
[1948.11.28]
 同志社創立73周年記念EVE音楽会出演。栄光館。
SMD:
 「初秋の唄」武井守成
 「私のアルハムブラ」ガルシア
 プログラム