1962(昭和37)
[1962. 1. 7]
 全西日本学生マンドリン・コンサート。大阪毎日ホール。
SMD等、23団体参加。
1部:同志社大学吉田藤太郎指揮
 「レナータ」ラヴィトラーノ
 「山嶽詩」サルベッティ
 「ソルレンティン」ファンタウッティ
 「マンドリンの群れ」ブラッコ
2部:神戸商科大学
3部:大栗裕氏指揮
 「親指姫よりマーヤの結婚」大栗裕
 プログラム・「フレット]5(2)[1962]

[1962. 2.27- 3. 7]
 春期合宿。四国観音寺。
 プログラム(定演60)

[1962. 3. 8-21]
 春期演奏旅行。
マンドリン界戦後初の、沖縄演奏旅行。一行45名。
3月8日:松山市演奏会。済美高校。
9日:広島の中国テレビで録音・録画。
 アンサンブル「エスパニアカーニ」、「グラナダ」
 フラメンコ「ファルッカ」
 オーケストラ「セヴィラの理髪師」
11日:鹿児島市演奏会。中央公会堂。
12日:鹿児島出港。
13日:那覇着。校友会主催の歓迎夕食会。浮島ホテル。

14日:首里政府立盲唖学校慰問演奏会。
15日:琉球放送テレビ出演。
16日:石嶺児童閣ほか慰問演奏会。那覇琉米文化会館。那覇演奏会。於RBCホール。
17日:沖縄テレビ出演。コザ演奏会。コザ琉米親善センター。
18日:那覇演奏会。昼夜2回。RBCホール。
19日:南部戦跡めぐり。ひめゆりの塔、黎明の塔、芳魂の塔等に花束を捧げる。米軍テレビ出演。

20日:沖縄に関する講演会・質問会参加。那覇琉米文化会館。沖縄の現状を知る。米軍施設見学。名護演奏会。於名護琉米文化会館。
21日:鹿児島へ向け那覇出港。
 当時、沖縄はアメリカの統治下にあり、渡航手続きの上、パスポートを要した。予め野口英介・松村勲が渡航、直接交渉して沖縄演奏旅行が実現した。この演奏旅行は当地で連日新聞に大きく取り上げられ、新聞・放送関係者のインタビューを毎日のように受けた。これは同志社の名前を沖縄に広めることにもなった。一方で、メンバーの一人々々が直接沖縄の空気にふれ、又、沖縄に関する講演会等によって戦中戦後の沖縄の実状を知り得たことは大きな収穫であった。

沖縄演奏会プログラム
1部:河村勝朗指揮
 「グラナダ」ララ
 「ヴィバモンツァ」フリゲリオ
 「古戦場の秋」小池正夫
 「山嶽詩」シモネー
 「エスパニアカーニ」マルキーナ
2部:
 クラシック・ギター[嘉瀬井勝]
 フラメンコ・ギター[山田尉雄・木村文夫・入江敏次・武知宏之]
3部:マンドリンアンサンブル 山田尉雄指揮
 「五木の子守唄」「中国地方の子守唄」「佐渡おけさ」「ソーラン節」他
4部:山田指揮
 「セヴィリアの理髪師」ロッシーニ
 「小英雄」マネンテ
 「荒城の月変奏曲」服部正
 「未完成交響曲 第1楽章」シューベルト
 「南海の朝焼け」平吉功樹
 プログラム(沖縄、定演60)・「マンドリル」1[1962]

[1962. 4.21-22]
 第1回全日本学生マンドリン連盟総会開催。
前年秋より、東西6大学により連盟結成委員会が設けられていたが、第1回総会が同志社の主催(野口英介司会)ににより若狭高浜若宮園で開かれ、同連盟が結成された。常任理事校は、早稲田・慶応・明治・関西学院・神戸商科・同志社の東西6大学。
 「SMD会」2・5[1962・66]

[1962. 5.12]
 商学部自治会主催新入生歓迎演奏会。祇園会館。
 プログラム(定演60)・「SMD会]3[1962]

[1962. 5.29]
 新入生歓迎ジョイント・コンサート。京都会館第1ホール。
SMD:山田尉雄指揮
 「セヴィリアの理髪師」ロッシーニ
 「日本のムード」
 プログラム

[1962. 6. 2]
 第60回定期演奏会  大阪毎日ホール
1部:河村勝朗指揮
 「海の組曲」アマデイ
 「ローラ序曲」ラヴィトラーノ
2部:
 アンサンブル・ドマン:木下正紀指揮
  「グラナダ」ララ(平吉功樹)
  「コルドバ」アルベニス(平吉)
  「アンダルシア」レクォーナ(平吉)
 フラメンコ・ギター
  「グラヒラ・フラメンカ」「グラナディナス」他
3部:
 友竹正則(バリトン) ジョリー・スワンズ(女声コーラス)
  「日本の叙情」(桜井武雄)[ふるさと、荒城の月、お江戸日本橋、他]
4部:山田尉雄指揮
 「ニ短調序楽」ファルボ
 「南海の朝焼け」平吉功樹
 「未完成交響楽」シューベルト
 アンサンブル・ドマン、練習時間不足ながらも無難に演奏。58・59回を含め、1年間に3回の定期演奏会参加、さすがのマンドリンの虫達も休日返上の練習に音を挙げ、以後の定期演奏会参加を見合わせる。その後、6年ほどはアンサンブル・ドマンの低迷期で、演奏活動はほとんどなく小グループ合奏や年2回の親睦会でその存在を維持する。
 プログラム(定演60、ドマン演奏会1)

第60回定期演奏会

[1962. 6. 3]
 SMD会長大井茂、転居・転職のため引退。副会長の山崎喜三郎が会長に就任、岩佐和寿が副会長に就任を理事会決定。
 SMD会総会開催。総会に引き続き、現役との懇談会開催。於京都東本願寺同朋会館。
 「SMD会」3[1962]・「SMD会通信」[1962.6]

[1962. 6. 9]
 同志社放送局開局記念演奏会。民生会館。
 プログラム(定演61)

[1962. 6.13]
 大阪大谷女子高校演奏会。
 「SMD会」3[1962]

[1962. 6.14]
 京都大谷高校演奏会。
 「SMD会」3[1962]

[1962. 6.16]
 京都ライトハウス慰問演奏会。
 「SMD会」3[1962]

[1962. 6.23]
 土曜コンサート。円山音楽堂。
 プログラム(定演61)

[1962. 6.24]
 京都学芸大学付属中学校演奏会。祇園会館。
 「SMD会」3[1962]

[1962. 7.19-28]
 夏期合宿。信州薮原白樺旅館。
約160名が参加。山崎喜三郎SMD会長、桑島正之(S33)とともに参加したOBの橋本良治(S31)は、朝の体操時に集合した参加者をみて人数の多いこと、それも女性が多いことに驚いている。また、女性の力が増したためか男性の規律や行儀は頼もしいくらい立派に感じ、その証拠にステテコ姿が見られず、この現象はここ数年来の異変であると思った。
 「SMD会」2[1962]

[1962. 7.29- 8. 5]
 夏期演奏旅行。
7月29日:彦根演奏会。
30日:敦賀演奏会。昼夜。東洋紡績工場体育館。同工場の寮泊。
31日:西尾市。
8月1日:西尾小学校慰問演奏。
2日:小松演奏会。小松市公会堂。片山津温泉泊。
3日:青梅演奏会。
4日:十日町市演奏会。この演奏会では、カレッジソング演奏の際、主催者が聴衆を起立させ演奏メンバー一同驚く。
5日:長岡演奏会。厚生会館(体育館)。長岡商業高校ハーモニカ演奏参加。

プログラム
1部:四方満之指揮
 「ペルシャの市場にて」ケテルビー
 「小公女」
 「ローレライ・パラフレーズ」ネスバドバ(ラニエリ)
2部:
 四重奏
3部:
 フラメンコ・ギター
4部:河村勝朗指揮
 「未完成」シューベルト、他
 「マンドリル」1[1962]・「SMD会」3[1962]

[1962.10]
 クラブ機関誌「マンドリル」創刊。
 「マンドリル」1[1962]

[1962.10.21]
 第61回定期演奏会  京都会館第1ホール。
1部:河村勝朗指揮
 「ペルトの美しき娘 行進曲」ビゼー(西田直道)
 「地獄谷の一夜」ジュリアン
 「ロマンツァ」ブラッコ
 「ローレライ・パラフレーズ」ネスバドバ(ラニエリ)
2部:
 アンサンブル 山田尉雄指揮
  「小行進曲ルイーズ」武井守成
  「初秋の唄」武井守成
  「踊る小花」武井守成
  「微風」武井守成
  「雨とコスモス」武井守成
3部:
 フラメンコ・ギター 清水安子(スペイン舞踊)
  「ガロティーン」「グレリアス」「ソレアレス」
  「マラゲーニア」「アレグリアス」
4部:山田指揮
  「新世界より第2楽章」ドボルザーク
  「未完成より第1楽章」シューベルト
 当日京都会館内で、SMD会理事会、臨時総会開催。
 プログラム(定演61)

[1962.10.25]
 SMD主催ダンスパーティ。弥栄会館。
 「SMD会」3[1962]

[1962.11. 4]
 瑞浪演奏会。
 松村メモ

[1962.11.11]
 徳永ゼミ主催慈善演奏会。栄光館。
 「SMD会」3[1962]

[1962.11.16]
 四条畷高校演奏会。
 創立87周年同志社EVEコンサート出演。於大阪フェスティバルホール。
 プログラム(定演62)

[1962.11.26]
 創立87周年同志社EVEコンサート出演。祇園会館。
SMD:河村勝朗指揮
 「古戦場の秋」小池正夫
 「バグダッドの太守」ボワイエルデュー
 プログラム

[1962.12. 1]
 同志社鴨沂会発足8周年記念マンドリンコンサート。京都会館第2ホール。
 プログラム(定演62)

[1962.12. 8]
 同志社大学馬術部・新厩舎落成記念マンドリン・コンサート。祇園会館。
 マンドリンオーケストラ
  「ハンガリア・ダンス6」「新世界第二楽章」「旅愁の主題による変奏曲」他
 スペイン音楽
 フラメンコ・ギター
  「グラナダ」「エスパニアカーニ」他
 クラシックギター
 その他
 チラシ・「SMD会」3[1962]

[1962.12. 9]
 朝日学音チャリティコンサート賛助出演。京都新聞ホール。
 プログラム(定演62)

[1962.12.16]
 第1回全日本学生マンドリンフェスティバル。神田共立講堂。昼夜2回。
SMDは、西日本ブロックステージとして、関西学院大学・神戸商科大学・名古屋大学と合同演奏。
 「古戦場の秋」小池正夫
 「バグダッドの太守序曲」ボワイエルデュー(マチョッキ)
 「ミレーナ」マチョッキ
 「マンドリニストの集い」ブラッコ
 「フレット」22[1963]

[1962.12.17]
 全日本学生マンドリン連盟主催アメリカ演奏旅行参加者選定のオーディション。東京文化会館。
 審査員は菅原明朗氏、中野二郎氏、服部正氏、比留間絹子氏など8名の各氏。同志社からの参加決定者は、河村勝朗・松村勲・野口英介・生野美子・倉沢亮一・貴田英一・平岡武男・吉上勉。
 「SMD会」4[1964]・「マンドリル」3[1964]